株式投資のリスクとリターン:リスクの高い資産と低い資産

株のリスク・リターン
株式投資には「リスクとリターン」があります。
株式のリターンとは「資産運用によって得られる収益」のことです。
株式を保有すると、以下のようなリターンが得られる可能性があります。
- 配当金(インカムゲイン)
- 株価上昇による売却益(キャピタルゲイン)
つまり、株式を保有することで利益を得られる可能性がある、これが株式投資のリターンです。
では株式投資における「リスク」とはどういった意味でしょうか?
株式投資のリスクとは「リターンが不確実であること」を指します。リターンの振れ幅が大きいほどリスクが高い、小さいほどリスクが低いと表現されます。
リスクの低い資産とは、価格の変動が小さく、その分期待できるリターンも小さい資産です。逆に、リスクの高い資産は、価格の変動が大きく、期待できるリターンも大きい傾向にあります。つまり、「高いリターンを狙うほど、価格の変動も大きくなり、損失のリスクも高まる」ということです。
なお、投資におけるリスクとは「危険なこと」という意味ではありません。むしろ、リスクは「不確実性」を指します。つまり、投資の結果が予測通りになるかどうかはわからないということです。
リスクを適切に管理し、自分の投資スタイルに合わせた最適なリターンを目指すことが大切です。
リスクの高い資産と低い資産
金融商品ごとにリスクとリターンの比率は異なります。
金融商品におけるリスクとリターンは基本的に比例関係にあります。リスクを低く抑えるとリターンも低下し、逆に高いリターンを目指すとリスクも高くなります。
以下は、リスクが低い順に並べた代表的な金融商品です。
- 預貯金
- 債券(国債)
- 投資信託
- 株式
預金は元本保証があり、リスクが非常に低いため、リターンも少ないです。
国債は政府が発行するためリスクが低く、一定の利息収入が期待できます。
分散投資を行うことでリスクを抑えつつ、一定のリターンを期待できます。
株式は価格変動が大きいためリスクは高いですが、リターンも大きくなる可能性があります。
「リスクが低く、リターンが高い」金融商品は存在しません。自分の投資スタイルに合ったリスクを選ぶことが重要です。
まとめ
- 金融商品には必ずリスクとリターンがあり、高いリターンを狙うほどリスクも大きくなる
- 株式投資は、他の金融商品と比べてリスクが高い資産
- 投資する際は、自分のリスク許容度に合った商品を選ぶことが重要