シリコンウェーハ市場の業界研究
semi-journal市場規模
13961億円
(2021年)
成長率
9.7%
(2017-2021年)
日本企業シェア
55.8%
(2021年)
シリコンウェーハは半導体の元となる材料であり、市場規模は13961億円です。5年平均成長率は9.7%と、堅調に伸びています。
日本企業の市場シェアは55.8%と高く、今後も増加する半導体需要を考えれば、日本企業の重要性が高まっていくと期待される業界です。
市場規模
シリコンウェーハ業界の市場規模は「13961億円(2021年)」です。
若干の浮き沈みはあるものの、おおむね堅調に増加しています。2021年には過去最高となる13961億円の市場規模となりました。
これは、スマホやデータセンターなど、現代社会において半導体がインフラとなっており、その材料であるシリコンウェーハの需要が高いためです。
今後も伸び続けるデータ量を考えれば、シリコンウェーハ業界は、半導体業界同様伸び続ける産業と言えます。
市場成長率
シリコンウェーハ市場は「年平均成長率9.7%/年」で堅調に成長しています(2017-2021年)。
半導体需要の高まりにより、シリコンウェーハ市場規模は5年平均で9.7%の成長率となっています。
成長率が大きくマイナスの年もあれば、大きくプラスの年もあることが分かります。これは、「シリコンサイクル」と呼ばれる周期的な景気循環によるものです。
近年は需要が伸び続ける「スーパーサイクル」に入ったとの見方もあり、シリコンウェーハ業界は高いプラスの成長率で推移していくことが予想されるでしょう。
企業シェア
シリコンウェーハの世界シェアは「日本企業で55.8%」を占めている(2020年)。
シリコンウェーハは伝統的に日本企業のシェアが高い業界です。
信越化学工業とSUMCOで55.8%のシェアを有し、日本が技術的優位性を保っている業界で、この2社はウェーハ需要増に伴い、成長が期待される企業です。
なお、中国では半導体国産化に向け新興シリコンウェーハメーカーが設立されており、日本にとっての市場リスクと言えるでしょう。
