研究開発職に向いていないと感じたときの対処法
みなさんは「研究開発職に向いていないな」と、キャリアに悩んでいませんか?
仕事をする中で、
- アイディアが浮かばない
- 頑張っているのに結果が出ない
- 仕事が遅く納期に間に合わない
- 長時間労働が苦痛
などを経験し、研究開発職がつらいと感じていると思います。ここでは「研究開発職に向いていない」と感じたときの対処法をご紹介します。
情報量・データを増やす
研究開発を行う中で、
- データの解釈が難しく、画面を見つめたまま悩み続けてしまう
- 次の開発・実験アイディアが浮かばず、気持ちが落ち込んでしまう
ことで成果が出ず、自分が研究開発職に向いていないと感じていませんか
考察できない・アイディアが出ない時の多くは「情報量が少ない中で判断しようとしている」ことがほとんどです。一度立ち止まって冷静にこれまでのデータを見直す・まとめ直してみましょう。
実験が成功したデータ、失敗したデータはもちろん、実験に失敗したのでまとめていないデータも、ダメ元でまとめてみましょう。失敗した実験でも、成功への第1歩です。得るものがないと思っていたデータでも、まとめ直すと情報量が増え、考察やアイディアが浮かんでくるものです。
あなたは考える力・アイディア力がなく、知識・経験といった引き出しが少ないだけかもしれません。自分が研究開発に向いていないという負の感情をいったん置いておいて、一度立ち止まって情報量を増やしてみましょう。
先輩・上司・人事に相談する
とはいえ、この記事にたどり着いているあなたは「研究開発職としてやれることはやった」のでしょう。
研究開発職がつらい場合には「配置転換・転部を前提として、先輩・上司・人事に相談」しましょう。
人生で一番大事なのは健康です。研究開発職のプレッシャーで肉体的・精神的に体調を崩す必要はありません。
あなたは会社にとって大事な人材の1人であり、流出は何としても避けたいはずです。また、大企業であれば社内に様々なポストがあります。あなたが思っている以上に会社は融通を利かしてくれることも多いため、「相談しても無駄」とは思わず、一度上司・人事に相談してみましょう。
うまくいけば、あなたにより適正な職種やポストを提示してもらえるかもしれません。配置転換が叶わなくても、業務量や業務内容の調整など、より働きやすい環境を提示してもらえるかもしれません。
休職を検討する
研究開発職が体力・精神的につらすぎるのであれば、休職も検討しましょう。
休職は「健康上の理由や家庭の事情など個人的な事情によって長期間休みたい場合に、会社に籍を置きながら休める制度」です。休職期間中、従業員は会社との雇用関係を維持したまま休むことができます。
休職することで、仕事を気にすることなく療養し、体力・精神的に回復することができます。
仕事からしばらく離れることで、これまで失っていた研究開発職への興味ややる気が回復するかもしれません。思い切って休職することも、1つの対処法です。休職するにあたっては、まずは上司や人事に相談しましょう。
転職
上司への相談や求職も難しければ、思い切って転職することも選択肢の1つです。
転職することで「職種・人間関係・開発テーマ・労働時間」など、現職の悩みが一旦リセットされます。転職を効果的に活用することで、より働きやすい環境を自ら整えるきっかけになります。
一方、
- 研究開発職が合わないのに、研究開発職を続けてしまった
- 人間関係が苦手なのに、コミュニケーションが求められる生産技術職に就いてしまった
など、適切な職種・企業を選ばないと、転職後も同じ悩みが続いてしまいます。転職先選びには
- 転職エージェント(マイナビ・リクナビ)利用し、相談しながら転職先を決める
- ミイダスの可能性診断で、自分に合った職種を見つける
- 当サイトの企業研究や企業比較で企業分析を行う
など、様々なサービスを複合的に使用するのがおすすめです。幅広い視点で、自分が納得するキャリアを描いていきましょう。