シーメンス法(siemens process)
ドイツのシーメンス社によって開発された高純度多結晶シリコンを得るための精製法。
金属シリコンから製造されたトリクロロシラン(SiHCl3)を原料に、高温で水素ガスと反応・熱分解させることで高純度のSiを析出させる。
- 主反応:SiHCl3+H2→Si+3HCl
- 副反応:4SiHCl3→3SiCl4+Si+2H2
主反応では1molのSiHCl3から1molのSiが1対1で析出するが、実際は副反応のSiHCl3の熱分解が進行する。すなわち、4molのSiHCl3から3molの3SiCl4と1molのSiが生成し、収率は最大でも25%となる。
シーメンス法は、西暦何年に開発されたのでしょうか?
以下の文献によると1957年に開発されたようです。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/materia1962/31/10/31_10_910/_pdf/-char/ja