【半導体業界】「売上高が急成長している会社」10社

売上高 急成長 ランキング

会社を選ぶ上で欠かせないのが「成長性」です。会社(売上高)が成長している会社に就職・転職すると、以下のようなメリットがあります。

  • 高年収が得られる
  • 業績が向上すると、ベースアップやボーナスにより高年収となる傾向にあります。

  • 雇用の安定性が高い
  • 売上が成長している会社は、高収益で安定雇用が可能なため、リストラのリスクが低い傾向にあります。

  • キャリアの成長につながる
  • 成長企業では、新規プロジェクトや事業展開が積極的に行われるため、若手から中堅が活躍するチャンスが増えます。

売上が継続的に成長している企業は、経済的な安定感やキャリアの成長、報酬面や社内文化の活気など、さまざまな面でポジティブな影響が期待できます。就職や転職を検討する際には、企業の成長性にもしっかりと着目することが重要です。

この記事では、半導体関連企業の中で「直近5年の売上高成長率が高い会社TOP10社」をランキング形式で紹介します。

【半導体業界】「売上高が急成長している会社」TOP10社

ランキング企業名売上高成長率(5年平均)
1位AREホールディングス22.8%
2位フルヤ金属22.4%
3位マクニカ20.9%
4位出光興産20.9%
5位日本ペイントグループ20.2%
6位加賀電子20.1%
7位ルネサスエレクトロニクス18.7%
8位アドバンテスト18.7%
9位ディスコ17.8%
10位信越化学工業15.2%

(出典:就職四季報, EDINET, リクナビ2025, マイナビ2025)

1位 AREホールディングス

1位はAREホールディングスです。売上高成長率(5年平均)は22.8%です。

AREホールディングスは、貴金属・レアメタルのリサイクル・精錬・加工や、産業廃棄物の収集運搬・処理を行う、非鉄金属メーカーです。

貴金属事業では、半導体製造プロセスにおいて、部品に付着した貴金属の剥離・回収を行っています。顧客のニーズに合わせ、様々な洗浄技術を駆使し、高精密に剥離・洗浄を行っています。

AREホールディングスの企業研究

2位 フルヤ金属

2位はフルヤ金属です。売上高成長率(5年平均)は22.4%です。

フルヤ金属は、貴金属製品の精錬加工および販売を行うメーカーです。白金族製品に強みを持ち、分析用の白金(Pt)ルツボ、光学ガラス・液晶ガラス溶解時に使用する白金器具を製造しています。

半導体関連では、SAWフィルターに使用される酸化物単結晶育成時に使用されるイリジウムルツボや、拡散炉・CVD炉に使用される高温炉用熱電対を製造しています。

フルヤ金属の企業研究

3位 マクニカ

3位はマクニカです。売上高成長率(5年平均)は20.9%です。

マクニカは、神奈川県に本社を置く、半導体、サイバーセキュリティ、DX等に強みを持つ、専門商社です。社員の1/3が技術者であり、世界最先端の技術を有する企業とのネットワークを有するため、顧客にあった製品・ソリューションを提供できる点が強みです。特に半導体製品では、日本屈指の製品ポートフォリオを有しており、顧客に最適な製品を提供することが可能です。

マクニカの企業研究

4位 出光興産

4位は出光興産です。売上高成長率(5年平均)は20.9%です。

出光興産は石油製品・石油化学製品・高機能材料などの製造・販売を行う石油化学メーカーです。石油の元売りにおいて国内シェア2位、エチレンの国内生産能力2位、潤滑油の世界シェア8位など、石油から機能材料まで幅広い事業を行っています。

電子材料の研究開発・製造も行っており、独自の多結晶酸化物半導体「Poly-OS」の実用化に成功しています。

出光興産の企業研究

5位 日本ペイントグループ

5位は日本ペイントグループです。売上高成長率(5年平均)は20.2%です。

日本ペイントグループは、自動車用塗料や汎用塗料など、塗料の製造・販売を主とする化学メーカーです。塗料分野で世界シェアTOP5を誇ります。

半導体分野では、クリーンルーム用下塗り塗料を製造・販売しています。クリーンルームでは各種建材から放出される揮発性ガスが、半導体製造時の不具合の原因になります。下塗り塗料により、アウトガスの放散速度を早めることで、半導体製造時の汚染を防止することが可能です。

日本ペイントグループの企業研究

6位 加賀電子

6位は加賀電子です。売上高成長率(5年平均)は20.1%です。

加賀電子は、電子部品や半導体を扱う、エレクトロニクス商社です。電子部品・半導体の販売から、EMS(電子機器の受託開発・製造サービス)まで行っています。

独立系総合商社であることを活かし、国内外2000社から仕入れた多彩な商材を、4000社以上の顧客に最良の形で提供しています。

加賀電子の企業研究

7位 ルネサスエレクトロニクス

7位はルネサスエレクトロニクスです。売上高成長率(5年平均)は18.7%です。

ルネサスエレクトロニクスは日本の半導体メーカーで、主にマイコン、アナログおよびパワー半導体、システムLSIなどの製品を提供しています。

一番の強みは、動作を制御するマイクロコンピューター(マイコン)です。家電等に使用される「汎用マイコン」と、自動車に使用される「車載マイコン」で世界トップクラスのシェアを有します。

ルネサスエレクトロニクスの企業研究

8位 アドバンテスト

8位はアドバンテストです。売上高成長率(5年平均)は18.7%です。

アドバンテストは、半導体製造の最終工程で必要な「半導体テスタ」に強みを持つ、半導体製造装置メーカーです。テスタシェア世界第1位であり、高収益・高年収企業です。

アドバンテストがテスト対象とする半導体は、メモリ・車載・パワーデバイス・RF・CMOSイメージセンサーなど、極めて多岐にわたります。拡大する市場規模の中で確実に高シェアを維持している企業であり、半導体製造において欠かせない企業です。

アドバンテストの企業研究

9位 ディスコ

9位はディスコです。売上高成長率(5年平均)は17.8%です。

ディスコは半導体製造装置の製造・開発・販売を行う製造装置メーカーです。後工程における、ウェーハの加工に特化しており、「Kiru・Kezuru・Migaku」を極めた、高収益・高年収企業です。

  • ダイシング装置:ウェーハをチップ上に切り分ける装置
  • グラインディング装置:ウェーハをμmオーダーまで薄く削る装置
  • ポリッシング装置:ウェーハを鏡面に磨く装置

ダイシングソーで70-80%、グラインダー・ポリッシャーで60-70%の高い世界シェアを有しています。

ユニークな社内制度でも注目を集めており、社内通貨で個人収支を管理する「Will制度」や、業務改善活動を実行・成果を対戦形式で発表する「PIM」など、独自の制度があります。

ディスコの企業研究

10位 信越化学工業

10位は信越化学工業です。売上高成長率(5年平均)は15.2%です。

信越化学工業は、塩化ビニル樹脂・シリコンウェーハ・シリコーンなど、様々な化学原料・材料を製造する、日本の大手化学メーカーです。以下に示すように、数多くの製品で世界・国内シェア1位を誇ります。

  • 塩化ビニル樹脂:世界シェア1位
  • シリコンウエハー:世界シェア1位
  • 合成石英:世界シェア1位
  • 合成性フェロモン:世界シェア1位
  • シリコン:国内シェア1位

信越化学工業の企業研究

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です