消衰効果(extinction effect)

消衰効果

回折X線が結晶内で多重反射することにより、回折強度が減少する効果。完全性の高い結晶ほど結晶内での多重回折が起こりやすいため、完全結晶ほど回折X線の強度が低下する。

結晶性の違いによりX線の回折強度が異なることを利用し、X線トポグラフィー(XRT)に応用されている。

X線トポグラフィー(XRT)とは:原理と応用例