X線回折法(X-ray diffraction)
「結晶性試料にX線を照射した際、原子の周りにある電子によってX線が散乱・干渉した結果得られる回折パターンを解析する」測定手法。
回折スペクトルは結晶構造反映したものとなるため、スペクトルから結晶構造を同定することが出来る。スペクトル情報から、以下の物性が評価可能である。
- ピークの位置
- ピークのシフト量
- 強度比
- 半値幅
面間隔d:格子定数・定性分析(データベースと照合)
混晶の組成分析・固溶度分析
単結晶・多結晶・配向性の評価
結晶性・結晶子サイズ(シェラ―の式)・格子歪み