【800万以上・5%以下】新卒が辞めにくく高年収な会社TOP24

離職率が低く年収が高い会社

企業選びにおいて、高年収と低離職率を兼ね備えた会社は非常に魅力的です。年収が高くても離職率が高い企業では、その会社で長期的にキャリアを築くのは難しいと言えます。

一方で、離職率が低い会社は、待遇やライフワークバランスが整っており、従業員が長く働ける環境である可能性が高いです。

高年収でありながら離職率が低い企業は、従業員のニーズを重視し、働きやすい環境を整備しています。これらの企業は年収だけでなく、福利厚生やキャリアパスの充実にも注力していると言えます。

この記事では、半導体関連企業の中で「年収800万円以上、3年後離職率5%以下」の優良企業24社をランキング形式でご紹介します。

【800万以上・5%以下】新卒が辞めにくく高年収な会社TOP24

ランキング企業名年収3年後離職率
1位レーザーテック1,581万円0.0%
2位アジレント・テクノロジー1,010万円0.0%
3位住友大阪セメント807万円0.0%
4位東京エレクトロン1,536万円0.4%
5位トクヤマ823万円2.0%
6位味の素1,047万円2.1%
7位SMC1,038万円2.2%
8位日産化学982万円2.5%
9位東ソー926万円2.5%
10位東京応化工業883万円2.6%
11位ファナック1,502万円2.8%
12位AGC1,107万円3.0%
13位日本電気硝子901万円3.0%
14位東亞合成825万円3.4%
15位ソニーグループ1,102万円3.5%
16位SUMCO887万円3.6%
17位日本ペイントグループ841万円4.0%
18位日本ゼオン872万円4.3%
19位三菱電機925万円4.6%
20位DIC875万円4.8%
21位セイコーエプソン811万円4.9%
22位日本曹達924万円5.0%
23位コマツ855万円5.0%
24位花王837万円5.0%

(出典:就職四季報, EDINET, リクナビ2025, マイナビ2025)

1位 レーザーテック

1位はレーザーテックです。年収は1,581万円、3年後離職率は0.0%です。

レーザーテックは、半導体関連装置を製造する装置メーカーです。フォトリソグラフィー工程で使用されるフォトマスク・マスクブランクスの検査装置で高シェアを有しています。

EUVリソグラフィー用のEUVマスク関連装置でも高いシェアを有し、EUV光源を使ったマスク欠陥装置では世界シェア100%を誇ります。

レーザーテックの企業研究

2位 アジレント・テクノロジー

2位はアジレント・テクノロジーです。年収は1,010万円、3年後離職率は0.0%です。

アジレントテクノロジーは、化学分析機の開発・製造・販売・サポートを行う企業です。化学分析分野の世界シェア1位を誇ります。また、ガスクロマトグラフ(GC)やICP-MSなど、各種分析機器でもシェア1位を獲得しています。

半導体製造工程において、各種工程での超微量不純物分析や、試薬中の不純物分析など、化学分析の側面から半導体業界を支える大手企業です。

アジレント・テクノロジーの企業研究

3位 住友大阪セメント

3位は住友大阪セメントです。年収は807万円、3年後離職率は0.0%です。

住友大阪セメントは、セメント、鉱産品、建材、光電子材料などを扱う、日本のセメントメーカーです。セメントの売上では、太平洋セメント、宇部三菱セメントに次いで、国内3位を誇ります。

新材料事業では、半導体製造装用部品として静電チャック、SiCヒーター、高純度SiCスパッタリングターゲット、SiCセラミック部品などを製造しています。

住友大阪セメントの企業研究

4位 東京エレクトロン

4位は東京エレクトロンです。年収は1,536万円、3年後離職率は0.4%です。

東京エレクトロンは、半導体製造装置の世界的リーディングカンパニーです。数多くの半導体製造装置で世界シェア1位を獲得しており、日本を代表する「高シェア・高収益・高年収企業」です。

半導体製造のキープロセスである

  • 成膜
  • 塗布・現像
  • エッチング
  • 洗浄

4つの工程において製品を有する、世界唯一のメーカーです。

東京エレクトロンの企業研究

5位 トクヤマ

5位はトクヤマです。年収は823万円、3年後離職率は2.0%です。

トクヤマは、ソーダ灰、苛性ソーダといった化成品や、高純度多結晶シリコン、セメント等を製造する大手化学メーカーです。半導体関連では、

  • 高純度多結晶シリコン(Siウエハーの原料)
  • 高純度ボロン(単結晶シリコン用ドーパント)
  • 高純度トリクロロシラン(エピ成長用原料)
  • 高純度IPA(半導体洗浄・乾燥用)
  • フォトレジスト用現像液

など、様々な半導体用材料・ケミカルを製造・販売しています。

トクヤマの企業研究

6位 味の素

6位は味の素です。年収は1,047万円、3年後離職率は2.1%です。

味の素は、「味の素」「ほんだし」といった食品を製造する、食品メーカーです。アミノ酸製造技術を活かし、甘味料や化成品、医薬品の製造・販売も行っています。

半導体関連では、層間絶縁材である「味の素ビルドアップフィルム(ABF)」を製造・販売しており、世界シェアは100%です。

味の素の企業研究

7位 SMC

7位はSMCです。年収は1,038万円、3年後離職率は2.2%です。

SMCは空気圧機器を主力製品とする、自動制御機器総合メーカーです。空気圧機器とは、圧縮空気を利用したFA機器です。例えば、エアシリンダー、ロータリーアクチュエーター、エアチャック等の空気圧機器により、物を押す・引く、つかむ、回すといった動作を、空気圧の力で行います。

そのため、空気圧縮機期は、産業ロボット、医療機器、半導体製造装置など、あらゆる産業機器に搭載される機械部品です。半導体業界向けとして、薬液用バルブ、高真空バルブ、減圧弁やダイヤフラムバルブ等を提供しています。

SMCの企業研究

8位 日産化学

8位は日産化学です。年収は982万円、3年後離職率は2.5%です。

日産化学は、化学品や機能性材料、農業化学品用の材料を製造・販売する、大手化学メーカーです。日産化学が製造する動物用医薬品有効成分である「フルララネル」は高評価を受けています。

また、ディスプレイ材料や半導体材料においても世界シェアトップクラスの製品群を有しており、反射防止コーティング材料を提供しています。フォトレジストの下にコーティングすることで、露光時のトラブルを抑制します。

日産化学の企業研究

9位 東ソー

9位は東ソーです。年収は926万円、3年後離職率は2.5%です。

東ソーは山口県に本社を置く、総合化学メーカーです。クロル・アルカリ、石油化学、付加価値の高い機能商品など、幅広い材料を提供しており、苛性ソーダやジルコニア粉末などで国内シェア1位を獲得しています。

半導体配線に必要な高純度Cuターゲット、バリア層としてのTaターゲットなど、各種金属ターゲットを製造しています。また、CVDや酸化・拡散工程、エッチング工程に必要な、高純度石英ガラス部材も提供しています。

東ソーの企業研究

10位 東京応化工業

10位は東京応化工業です。年収は883万円、3年後離職率は2.6%です。

東京応化工業は、半導体のフォトリソグラフィーで使用されるフォトレジストや、高純度化学薬品、その他の化学品を扱う化学メーカーです。半導体用フォトレジストでは世界シェアNo.1を誇ります。

東京応化工業の企業研究

11位 ファナック

11位はファナックです。年収は1,502万円、3年後離職率は2.8%です。

ファナックは、工場の自動化機械に特化した電気機器・機械メーカーです。工作機械用のCNC装置で世界シェア1位、産業用ロボットでも世界首位を誇るなど、日本を代表するメーカーです。

半導体製造に関する自動化の流れに併せて、産業用ロボットを半導体業界向けに提供しています。

ファナックの企業研究

12位 AGC

12位はAGCです。年収は1,107万円、3年後離職率は3.0%です。

AGCは三菱グループの一員である、世界最大級のガラスメーカーです。建築材料・自動車向けガラスや、電子部材・その他の化学関連素材の製造・販売を行っています。

半導体関連として、製造装置用の炭化ケイ素・合成石英ガラス製部材、研磨用CMPスラリー、封止材用のガラスフリット、フォトマスク用のブランクスなど、半導体製造に欠かせない部材を幅広く提供しています。

AGCの企業研究

13位 日本電気硝子

13位は日本電気硝子です。年収は901万円、3年後離職率は3.0%です。

日本電気硝子は、「特殊ガラス」で世界トップクラスのシェアを誇る、ガラスメーカーです。液晶用ガラス基板や、フラットパネルディスプレイ(FPD)用硝子、高機能性樹脂強化用ガラス繊維で世界トップクラスのシェアを誇ります。

半導体関連では、半導体をサポートする高精度基盤として「半導体用サポートガラス」を提供しています。低膨張から高膨張まで取り揃えています。

日本電気硝子の企業研究

14位 東亞合成

14位は東亞合成です。年収は825万円、3年後離職率は3.4%です。

東亞合成は、アクリルモノマー・ポリマー製造を主力とした、総合化学メーカーです。瞬間接着剤の「アロンアルファ」で広く知られています。子半導体製造に必要な材料も提供しており、エピタキシャル工程で使用される高純度液化塩化水素、成膜用の高純度六塩化二ケイ素(HCD)などを製造しています。

東亞合成の企業研究

15位 ソニーグループ

15位はソニーグループです。年収は1,102万円、3年後離職率は3.5%です。

ソニーグループは、家電、ゲーム、エンターテインメント(音楽・映画・アニメ)、金融(保険・銀行)、半導体など、多数の事業を有する世界的企業です。半導体分野との関連も深く、CMOSイメージセンサーの開発・生産を行っており、世界シェアトップ(40%)を誇ります。

ソニーグループの企業研究

16位 SUMCO

16位はSUMCOです。年収は887万円、3年後離職率は3.6%です。

SUMCOの企業研究

17位 日本ペイントグループ

17位は日本ペイントグループです。年収は841万円、3年後離職率は4.0%です。

日本ペイントグループは、自動車用塗料や汎用塗料など、塗料の製造・販売を主とする化学メーカーです。塗料分野で世界シェアTOP5を誇ります。

半導体分野では、クリーンルーム用下塗り塗料を製造・販売しています。クリーンルームでは各種建材から放出される揮発性ガスが、半導体製造時の不具合の原因になります。下塗り塗料により、アウトガスの放散速度を早めることで、半導体製造時の汚染を防止することが可能です。

日本ペイントグループの企業研究

18位 日本ゼオン

18位は日本ゼオンです。年収は872万円、3年後離職率は4.3%です。

日本ゼオンは、古河グループの化学メーカーです。自動車のエンジン回り部品として使用される特殊合成ゴムや、スマホやカメラに使用される、光学特性を有した高機能樹脂を提供しています。

半導体分野では、ドライエッチングガス(C5F8や、フォトレジスト・電子線レジストを製造していま。

日本ゼオンの企業研究

19位 三菱電機

19位は三菱電機です。年収は925万円、3年後離職率は4.6%です。

三菱電機は日本を代表する総合電機メーカーです。主要事業として、

  • 家庭用電化製品
  • 家庭用エアコン、冷蔵庫など

  • 重電システム
  • タービン発電機、エレベーターなど

  • 産業メカトロニクス
  • プログラマブルコントローラなど

  • 情報通信システム
  • 無線通信機器、人工衛星など

  • 電子デバイス
  • パワーモジュール、高周波素子など

などがあります。

SiCを含むパワーデバイスや、光デバイス、高周波デバイス、赤外線センサなども開発・製造しています。

三菱電機の企業研究

20位 DIC

20位はDICです。年収は875万円、3年後離職率は4.8%です。

DICの企業研究

21位 セイコーエプソン

21位はセイコーエプソンです。年収は811万円、3年後離職率は4.9%です。

川崎重工業は日本の大手重工業メーカーです。三菱重工業(MHI)・IHIと共に、三大重工業の1つとされています。航空機・鉄道車両・船舶・軍事ヘリコプター・オートバイなどの輸送機器や、その他機械装置を製造しています。

半導体製造装置向けに、ウェーハ搬送ロボットを提供しており、世界トップシェアを誇ります。

セイコーエプソンの企業研究

22位 日本曹達

22位は日本曹達です。年収は924万円、3年後離職率は5.0%です。

日本曹達は、農業化学品、医薬中間体、電子材料などの、高付加価値有機・無機化学製品の製造・販売を行う化学メーカーです。医薬品やサプリメントに欠かせない材料であるヒドロキシプロピルセルロース(HPC)で世界トップクラスのシェアを誇ります。

半導体向けに、フォトレジスト原料ポリマー、封止材料向けの添加剤などを提供しています。

日本曹達の企業研究

23位 コマツ

23位はコマツです。年収は855万円、3年後離職率は5.0%です。

コマツは、日本を代表する建設機械メーカーであり、主力製品には建設機械(重機)、鉱山機械、林業機械などがあります。コマツの建設機械は耐久性と高性能で知られており、世界各地の建設現場で広く使われています。

さらに、半導体リソグラフィ用光源メーカーであるギガフォトン株式会社はコマツの100%子会社です。露光装置に必須なエキシマレーザー光源を製造可能な、世界で2社しかない企業の1つと、稀有な企業です。

コマツの企業研究

24位 花王

24位は花王です。年収は837万円、3年後離職率は5.0%です。

花王の企業研究

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