半導体とは:現代社会を支える素材
半導体とは?
半導体は「電気伝導性の良い導体(例:金属)と、電気抵抗率の大きい絶縁体(例:ゴム)の中間的な抵抗率をもつ物質」と定義されます。
電気抵抗率=電気の流れやすさであり、半導体は「電気が流れやすくも流れにくくもない、中途半端な材料」です。
この中途半端な性質を利用して電気の流れを制御する材料・デバイスが半導体です。
半導体を使う理由
半導体は「条件によって電気を流す・流さないを制御できるため」です。
電気を流すなら金属の方が優れていますし、電気を流したくないならゴムの方が優れています。
半導体は条件によって電気抵抗率が大きく変化する性質を持つため、電気の流れを制御することできるのです。
生活を支える半導体
私たちの生活はたくさんの半導体によって支えられています。
パソコンの頭脳であるCPUは半導体から作られています。室温を感知するエアコンの温度センサーも半導体です。
カメラの画質を決定するセンサーも、身の回りを照らすLEDも、スマホの部品も、すべて半導体から作られています。
現代社会のあらゆるデジタル機器に半導体が使われています。
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半導体の材料とは?