ワイヤーボンディングとは?種類と原理
ワイヤーボンディングとは?
ワイヤーボンディングは「トランジスタ・集積回路(IC)の電極と、プリント基板・半導体パッケージの電極を接続する工程」です。
トランジスタの動作に必要な電力は基板を通して供給されます。また、トランジスタの信号は基板を介して入出力するため、ICチップと基板は接続される必要があります。
ワイヤーボンディングは超高速かつ完全自動化されているプロセスです。1秒間に20箇所以上も接続するほど超高速です。
低コストかつ自由度の高いプロセスのため、集積回路(IC)と半導体パッケージの接続のほとんどがワイヤボンディングで行われています。
ワイヤーボンディングの種類
ワイヤーボンディングは「トランジスタ・集積回路(IC)の電極と、プリント基板・半導体パッケージの電極を接続する工程」です。
トランジスタの動作に必要な電力は基板を通して供給されます。また、トランジスタの信号は基板を介して入出力するため、ICチップと基板は接続される必要があります。
- ボールボンディング
- ワイヤボンディング
ワイヤ先端にボールを形成した後、熱・超音波・圧力を用い基板の電極と接続する方法。ワイヤに比べてボールが大きい為、電極との接合面積が大きく信頼性が高い。
ボールを形成せず、熱・超音波・圧力を用いて金線を電極に直接接合する方法。
ワイヤーボンディングの原理
ワイヤーボンディング(ボンダー)の原理は以下の通りです。
- ボール形成
- 圧着
- ループ形成
- 圧着➁
ノズルから極細の金線を排出し、スパークで先端を溶融しボールを形成します。
ボール・金線を加熱し、超音波をかけながら基板に圧着します。
チップと金線が接触しないように、チップを避ける形でループを形成します。
基盤の端子に金線を圧着し、切断します。